ゼロの使い魔(3)-始祖の祈祷書- (ヤマグチノボル)


パーティでルイズと近づけた気がした才人だが、ルイズは相変わらず才人を下僕扱い。
納得いかない才人は、ルイズとケンカばかりしていた。
そんなある日、トリステインの王女アンリエッタが、フーケを捕らえたルイズたちの力を見込んで頼みごとを持ちかけてきた。
隣国アルビオンの皇太子から、手紙を返してもらってほしいという。
その手紙は決して他人に見られてはならないものらしい。
引き受けた才人たちは、護衛のワルド子爵とともに出かけることに。
このワルド、なんとルイズの婚約者で、ルイズの満更でもない様子が才人は気に食わない。
ワルドに惚れたキュルケやタバサも加わって、旅が始まるが―!?大人気の使い魔コメディ第2弾。
(第2巻裏)


異世界・ハルケギニアに使い魔として「召喚」されてしまった才人。
可愛いけれど魔法の才能はゼロのご主人様・ルイズとともに、アンリエッタ王女から頼まれた任務を無事果たした。
ルイズは自分を守るために戦ってくれた才人を意識しはじめ、着替えや洗濯を自分でやったりして、ちょっぴり優しく接するようになる。
だが、才人は急に変わったルイズの態度に「嫌われて警戒されてる…」と勘違いして卑屈になってしまい、全然かみ合わない毎日が続いていた。
そんな折、ルイズはアンリエッタの結婚式の巫女役を仰せつかる。
巫女は『始祖の祈祷書』を持って詔をとなえるのが役目で、ルイズは学院長から『始祖の祈祷書』を預かるが…。
(第3巻裏)

(1)巻は決して芳しい評価じゃなかったので、アニメが面白かったら続き読めばいいかと思っていたのですが、「とりあえず3巻で裏返るから」という情報があったので続きを購入&読破。


……見事に裏返ったヨ!
2巻最後でやっとヒロインが気持ちを自覚し始め、主人公は卑屈になり、ヒロインとの両天秤先のメイドさんは裸で風呂場侵入&妄想とどんどんヨゴレに。
1巻と2巻かけて、やっと各キャラクターの配置が完了した感じで、なるほどコレなら良いツンデレだと納得。


しかし主人公、"その無茶な破壊力に比例して詠唱時間の長いマスターを守護するために特化した能力"持ちの使い魔の割に、防御力無茶苦茶低くないかなぁと……
(RPG的に言うなら、軽戦士系なんだよなぁ。俊敏さ&技量が勝負って感じの。飛び道具=魔法のある世界で、盾になれない防御役は使い勝手悪そうだなぁ)