サモンナイト3 (パンプレスト)


物語は、「聖王国(1、2の舞台)」「旧王国(2で登場)」と並び称される「帝国」から幕を開ける。
主人公は元帝国軍所属の若者。帝国におけるエリートのステータスである軍属の座を捨てて後、ある少年(少女)の家庭教師となる。
生徒の士官学校への進学をめざし、帝都から客船で地方都市へと向かうが、突如何者かの船に襲われてしまう。
混乱のさなか、2隻の船は突如として発生した嵐の中、不思議な光に引き寄せられる。
次に彼(彼女)がめざめたのは、見たこともない島の浜辺だった。凶暴なはぐれ召喚獣から生徒を護るため、戦う事を決意した彼(彼女)の心に不思議な声が響きわたる。
 
−−−−−助けがほしくば、我が力を解き放て!
 
わけもわからぬまま、ただ生徒を守りたい一心で、その声に従う彼(彼女)に剣は驚異的な力を貸し与える。
その輝きは、彼らをこの地に導いた不思議な光と同じものだった。

ストーリー的にベタなのは、やっぱりシリーズの特徴ということでいいのだろうか。
一度クリアする分には面白かったけど、流石に一周30時間強もかかるのに99.5%くらい共通ルートという悪条件で20種類近くのエンディングを全部集める気にはなりません。(というか、一周でギブアップ)
 
時系列的に3→1→2とのことなので、通してプレイしている人にとっては前作キャラの子供時代とか若い時代が見えて面白味があるんでしょうが、逆順にやっている自分にとっては、ラスボス(っぽい触れ込みで途中登場した悪幹部。世界を支配できる力にあと一歩のところで部下に裏切られて途中退場)は逃がしっぱなしで消化不良になったり(1でもラスボスっぽく現われて、やっぱり世界を支配できる力にあと一歩のところで部下に裏切られて死亡するらしい)、微妙に気になることを言いっぱなしで回収が無かったりで、ストーリーを進める上では問題ないところですが、妙に落ち着かない気分に。
 
まぁ、そんなわけで裏スジを知らない状況でプレイしてみると、15少年漂流記ライクに無難に纏まったストーリーだなぁとしか言いようが無いところが良い所でもあり悪いところでもあり。
 
ゲーム部分については、サモンナイトシリーズでは初めてのSLG形式のゲームですが(プレイ順が逆なだけで元々SLGです)、GBA版&ARPGエクステーゼがヌルゲーだったのでそのノリでスタートしたら酷い目に。
なんか、ガチで難しいんですが。
難しいって言うか、敵の雑魚とプレイヤー側のキャラが一対一で殴りあうと普通に負けるんで、敵を1体ずつ引っ張り込んで味方3人以上でタコ殴りが基本戦術。見敵必殺。ボスでも雑魚でも1ターンで潰さないといけないっていう、昔のPCゲーム見たいなノリです。スパロボやFEみたいに強力キャラを敵中に突っ込ませて反撃で掃討するなんて戦いかたしたら、3発で沈みます。
慣れればルーチンワークになるんですが、一体一体ちまちま敵を潰していくのが非常に作業。
これだけは最後まで慣れなかった。1つの面クリアするのに、1時間は楽にかかるもんなぁ。
 
追記。

一度ゲームクリアして条件を満たすと番外編が始まります。
中身は、サモンナイト2の主人公パーティーが3の舞台に来るって感じの話なんですが、2やってないので(略
ただ、2の主人公3人組はGBA版のクラフトソード1&2にもゲストで出演しているので馴染みはあるので素直に面白かったですな。
 
生徒の成長後の姿も出たし!(2の時代は3本編から約20年後)
 
クリア後に、前作キャラ大登場の番外編があるのはお約束らしいので、4も期待して待つか。(エクステーゼになかったのがちと不安だが)
しかし、2003年のゲームか。結構旧いゲームなんだねぇ。