まほらば(12) (小島あきら)

KZA2006-08-18


その出会いに、過ごした季節に、育んだ心に、そして別れに
……ありがとう。

(1)巻が2001/8/27。以来5年間の付き合いですか。
最初はよくある萌え漫画だと思っていたのですが、ARIAのようなヒーリング系の漫画に脱皮してとうとう大団円ですよ。
毎巻毎巻楽しみに買っていましたが、一気に全巻読んじゃうとこの醍醐味は味わえないんだろうなぁと。
買っているあいだは、どんどん浸食される本棚のスペースと、何巻でるか解らない→どれだけスペース喰うか解らないという現実に「後で完結したら纏めて買えばいいかなぁ」とか思ったりもしましたが、やっぱり新刊が出る都度買っていた方が面白味はあるよなぁ。
(既刊数十巻とかになるとよほど覚悟がないと買う気が起きないし。良い例が「はじめの一歩」。傑作だとは思うけど単行本を買う気には……)
お金がない学生時代はちょっと躊躇するけど、就職しちゃえば新刊全部買うなんて楽勝だからなぁ。
よほど興味の対象外以外はとりあえず(1)買う。面白かったら続きを買うと。
 
だいぶ話が逸れたけど、この漫画は一気に全巻買って読む漫画じゃないですな。
それこそ、一度に買うのは一巻のみとかいう制限を敢えて付けて間を取るのが楽しみ方。
主人公含む登場人物全員が底抜けにいいひとで、何の波乱も起きない優しい漫画ですな。
 
なんか扱いが酷いけど、たぶん一番良い場面で一番良いところ持っていくんだろうなぁと思っていた灰原さんですが、

やっぱりやってくれました。
普段喋らないキャラがここ一番で喋るのはパターンなのにっ!