プリズムアーク-プリズムハート2- (ぱじゃまソフト)


現在売っているのが\10000越えの"初回特典付き限定版"だけなのをどうにかしてください。
 
ぱじゃまソフト最初の作品、プリズムハートの続き。もう6年前のゲームなのかと思いつつ、Windows2000(2000年)&WindowsXP(2002年)から後、OSって進歩していないよなぁとか全く関係ないことに思考が飛びつつプレイ開始。
いきなりプロローグの初っ端からマイステル&プリンセア(プリズムハートの主人公&真ヒロイン)登場でおお! とかなった後の天使(ロボ)が登場してポカーン。
 
全体的な流れとしては、ストーリー前半部がコメディ系の学園モノ。後半部がシリアスモノという、ぱじゃまソフトお得意のパターン。
PIZZICATO POLKA〜彗星幻夜〜,プリンセスうぃっちぃずと連続でこのパターンを持ってこられれば、嫌でも買う前から覚悟がつくと言うものです。
そして、前半部はコメディパートで後半部は黒いのもパターン。
しかし、なんつーかメインストーリーは一本だけなのに戦闘が多すぎるというのがかなりやる気がそがれる原因。
トゥルーまで含めて、完全クリアには最低7周は必要なんですが、なんつーか、サクラ大戦2を7周クリアすることを考えてみてください。私ゃ投げるよ。戦闘スキップの改造コードが出回っているので、それを使うのは必須です。
まぁ、戦闘を回避してもADVシーンの画面エフェクトは回避できないので一人あたり3時間くらいかかるんだけどな!(そのうち1.5時間はひたすらテキストスキップしている時間)
私の場合、1周目→真っ当にクリア,2〜3周目→戦闘スキップしてクリア,4周目〜後半部で好感度の一番高いキャラにシナリオが分岐する直前で好感度を改造して書き換えて無理矢理分岐(トゥルーだけは最初から通し)でクリア。
 
とまぁ、システム的には最悪もいいところ何だけど、このメーカーのソフトを買う人はそんなことは言わなくても覚悟完了している人だけのはずなのでたいした問題ではないでしょう。
 
ではシナリオはどうかというと…人死に多すぎだ。しかも回避不能
前半のコメディパートは本当に面白いしキャラがよく動くしデフォルメ絵の演出も良い感じで本当に面白いんだけどね。
値段と開発期間(3年…?)に見合うだけのおもしろさ。
しかし、そっちが面白ければ面白いほど後半部分の浮きっぷりが目立つというか何というか。
マブラヴマブラヴオルタを1本のパッケージにして、しかもテキスト量とかは1本ぶんにダウンサイジングしている感じというか、これ普通にキャラ別は前半部分だけで終わるようにしておいて、トゥルーだけ後半部(というか最終章)もやれば良かったんじゃねぇ?
それだけでだいぶ同じテキスト読んでる感というか、お目当てのシーンまで3倍速でビデオを早送りしているときの倦怠感みたいなもんは軽減されたと思うんだけど。
PIZZICATO POLKAはまさにその感じ(プリンセスうぃっちぃずは1本道に近い)の構成だったのに、なんでこういう風にしているのかが激しく疑問。
しかも、結構なげっぱなしジャーマンな伏線が多くてねぇ。FDを買えと言うことか。