七彩かなた〜夏休み!ドキラブバカンス夢冒険!〜 (千世)

KZA2006-09-15


だいたい同じで、どこかがかなり違ってる……そんな架空の現代日本
主人公・西乃木涼一は、アクの強めな仲間に囲まれた、平凡……というにはちょいと刺激的な日々を送る学生さん。
 
ドキドキワクワクの夏休み、いつもの仲間で連れ立って、やって来ました『ホウライMAZE』。
昔日の栄光はどこへやら、7つの怪奇現象に悩まされ、とうとう閉鎖の憂き目と相成った超巨大洋上遊園地。
そこで涼一たちを待ち受けていたのは、予想を超える超不思議怪奇現象だった。
 
時 間 跳 躍 !
 
その行先は……平安時代
一体どうして?
これってホントの話なの?
どうすりゃ現代に戻れるの?
様々な疑問と不安と未知への好奇心を孕みつつ、“本物の大冒険”を始める涼一たち。
 
タイムスリップの謎を解明したり、ちょっぴりサバイバルな生活を楽しんでみたり、飛んだり跳ねたりのギリギリアクションに挑んだり。
冒険に挑むは、現代・平安織り交ぜて7人の少年少女!
若い男女が冒険すれば、甘くてエロい恋の花咲くこともあり。
 
『友達以上恋人未満』なんて関係は一足飛びで追い越して、協力して喧嘩して仲直りして泣いて笑って絆を深め、いつしかふたりは恋人以上。
花も嵐も踏み越えて、すべては七彩の輝きの彼方に。
 
――――つまり、これはそういう物語。

面白かったですよ。最初と最後は。
時間ループモノで、全員のエンド+トゥルーを併せるとクリアまでに最低7周は必要なのですが、事件が起きるまでの最初のシナリオと、解決編たるトゥルーの間がなぁ。
すっげぇ間延びするのが何とも。
 
時間ループモノですので、周が変わるたびに何度も同じシーンが出るのですがスキップできない。
テキストは同じでも内部フラグ的には別キャラのルート(フラグ№が違う?)ので既読スキップが出来ないって言うパターンでしょうが、致命的に足を引っ張りすぎ。
ctrlキーの強制スキップでは、ループモノの醍醐味たる「前回とのちょっとした相違点」のシーンもまとめて吹っ飛ばしてしまうし、もうちょっと既読/未読の判定部分に労力を割けば評価が段違いに上がったのになぁ。
 
というわけで、クリアまでの15時間中、実に既読文章をマウス連打で斜め読みする時間が8時間以上という苦行を乗り越えてクリアしましたよ。
苦行とか書くとだったら放り投げれってツッコミが入るんだろうけど、シナリオ自体は面白いんだ。うん。何のかんの言いながら一気にクリアしたし。
ただ、トラウマに残るくらいマウス連打を堪能させられちゃったせいで、もう二度とやらねぇっていう100%否定的な感想しか出てこない〜(次回作はやるけど)