ブレイクブレイド(1) (吉永裕ノ介)


国家の思惑と戦争の中で、友情で結ばれていたはずの友たちは、互いに争う事しかできないのか……!?
人々が内在する魔力をレンズと呼ばれる触媒で顕在化させ、エネルギーとする世界のクルゾン大陸で巻き起こる資源戦争。
戦闘兵器魔動巨兵ゴゥレムによる戦乱は激化していた。
魔力を持たないライガットは、発掘された古代のゴゥレムにふとしたことから乗り込み、戦乱の渦に巻き込まれていく…!
魔力のないライガットが何故ゴゥレムを動かせるのか?
そして敵・味方に別れ争うこととなった友情の行方は…?
友情と戦争の間で葛藤する若者達の姿と、重厚なメカアクションが見事に融合したスペクタクル戦記ロマン!!

いやぁ。かなり面白い。
石油などの化石燃料や火薬が無い世界(おそらく枯渇した未来世界)でそれらの代わりに使われているのが『魔力』。
そしてその魔力が全く無い主人公(超レアケース)という、お約束のパターン。
RPGの世界じゃあ魔力のない戦士でも特に問題なく生活しているけど、この作品の場合は現代社会で電気が使えないくらいのハンディだから大変そうだよねぇ。
 
…と言うのはほぼ(1)中では問題にならず、(1)はひたすらサンライズアニメの1-2話っぽい展開で終了します。

前説がでて、主人公(農民)と国王と王妃が士官学校の同期で仲が良く、不良4人組を構成していた最後の一人は現在敵国の部隊で今まさに王都を奇襲しようとしている説明が終わり、

全ての『ゴゥレム』が魔力で動く中、ただ唯一の古代世界からの発掘兵器で核融合で動く主役機が起動して初戦を飾って(消耗戦だったけど)終了。
核融合起動&手動で動くのなら、主人公じゃなくてもいいじゃん!!って感じだけど、そこはまぁ多分、個体識別だとか認証だとかで誤魔化すんだろうなぁ。
 
余談。
  
12歳…っえぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!!!