狼と香辛料 (1) (小梅けいと)


旅から旅へ荷馬車に揺られて各地を巡り様々な物を売り歩く行商人クラフト・ロレンスは収穫祭に沸くパスロエ村を後にしたその夜、荷台の覆いの中で眠りこける密航者を見付ける。『ヨイツの賢狼』ホロと名乗るその姿は獣の耳と尻尾をそよがせる美しい少女だった。
 
左前脚だけとはいえ狼としての姿を見せられたロレンスは半信半疑ながらも「遙か北の故郷に帰りたい」と願う彼女を旅の道連れとすることになる。 本作品は賢狼と行商人の道中で起こる様々な事件を軽妙洒脱な掛け合いを散りばめつつ描く「剣も魔法もない」ファンタジー物語である。

評判だけは聞いていたし読む本を探しているときにたまたま目に入ったので購入。
画だけなら、普通は回避対象に入る画なんだけど、ストーリーとは良く合う絵柄だよなぁ。
 
経済ものラノベと聞いていたのでどれだけ小難しいロジック組んでくれるのかなぁと期待していたのですが、そっちの方面で見てみるとちと期待はずれ。
つか、これバリバリの雰囲気ものだったんですなぁ。
もうちょっと理系的だと思ってた。
 

しかしこの喋り方は良いね。
漫画版の後に見たアニメ版は台詞回しが簡単になっていてorzった。