ナポレオン -獅子の時代- (1)〜(4) (長谷川哲也)


北斗の拳テイストで固めたナポレオン史実。
これ以外に言うことはないなぁ。
原哲夫が歴史物書くと、史書に矛盾が起きない範囲でやりたい放題な味付けになることがあるけど、コレもまさにそんな感じ。
噂だけは聞いていたけど掲載誌がマイナー故か、最新刊だけは棚に並んでいるけど(1)巻は何処にも売ってない状態でずるずると読み逃していたけど、先日秋葉原行ったときに電車の中で読む用に購入。
…うーん、なんかこれ駄目だ。
wikipediaとかでは話の都合上、フランス革命の展開をじっくりと描いており、主人公であるナポレオンがほとんど登場せず、事実上、フランス革命を描いた漫画と化していた時期もあった。ってあるけど、私がフランス革命の歴史に疎いためか、全然話の繋がりがわかんないの。
ストーリーなんか考えずに、劇画の世界を素直に楽しめば良いんだろうけど、そうなると今度は史実が故の主人公不在期間が長すぎ(ナポレオンが出てくるのはフランス革命の最後の最後だし)で誰に思い入れして読めばいいのかと言う状態になってしまっているし。
多分、フランス革命周りの基礎知識がちゃんと頭に入っている人が読めば面白いと思うんだが…
 
追記。
歴史物漫画を見る度に思うんだけど、みんな同じ顔なのにちゃんと漫画読んでいて登場人物の見分けが付くし、基礎知識無くてもちゃんとマンガ単体で歴史の流れを認識できる横山光輝漫画は凄いんだなぁと。