生徒会の一存(1) (10mo)


碧陽学園生徒会役員は選挙ではなく人気投票で選出される。
その生徒会で、唯一優良枠で副会長になった杉崎鍵の野望は「ハーレムを作ること!」だった。
ちょいゆる生徒会のゆるゆる学園ストーリー。

さて。どう評価して良いものやら。ほんとに。
原作は未読ですが、「基本的に舞台が生徒会室から出ることはなく、ひたすら登場人物が生徒会室でだべっているだけ」がコンセプトらしいという知識はあり。
んで、問題は、この(1)にはエピソードが6編収録されているのですが、最初の話以外、背景がわかんねぇ。
最初の話は導入としては良くまとまっていて問題なし。素直に面白いと思うのだけど、次の話から、なんというか…キングクリムゾンされてねぇ??
確かに、だべり話なんて言うものは、会話の最中に方向性を見失うどころかワープすることもざらだけど、読み物のストーリーでそれをやられちゃうと混乱するばかりになるわけで。
原作小説のストーリーのウチ、漫画映えするエピソードを摘み食いして漫画にしている(その間のエピソードはざっくり飛ばす)という方針だと思ったんだけど、原作はどうなっているのやら。
一話一話、脳内で話を切り替える必要があるのでやたらと疲れるというか戸惑いがありますが、一つ一つに注目する限りでは佳作。
悪くはないんだけど…ホントに読みにくいなこりゃ。
 
放送当時の涼宮ハルヒの憂鬱のように、話の順番がぐちゃぐちゃになっているような構成に据わりの悪さを感じているのかなぁ。
一話一話、毎週見るのなら良いけど、放送順に一気にみると相当違和感あるでしょ。あれも。