俺の妹がこんなに可愛いわけがない(1) (いけださくら)


兄・高坂京介(17歳)と妹・高坂桐乃(14歳)の兄妹仲は、ここ数年ずっと冷え込んでいる。
いつ頃からか桐乃は兄に挨拶もせずまるで汚い物を見るかのように蔑んだ視線を送るだけの関係になり、そんな状態がこれからもずっと続くかに思われていた。
 
ところがある日、京介が高坂家では誰も見そうに無い魔法少女アニメ『星くず☆うぃっちメルル』のDVDケースが玄関に落ちているのを発見したことで事態は急変。
しかも、そのDVDケースには『メルル』のDVDでなくアダルトゲーム『妹と恋しよっ♪』が入っていた。
京介は夕食の卓を囲みながら両親に『メルル』の話題をそれとなく振ってみるが両親、特に警察官である父親はおたくに対する偏見が非常に強く否定的な反応が返って来るのみであった。
 
それから数日後のある晩。
これまで挨拶もろくに交わさなかった桐乃が突如として「人生相談がある」と言いながら京介の部屋に押しかけて来て、萌えアニメや「妹萌え」シチュエーションの美少女ゲームがどうしようも無く好きで堪らないが誰にもそのことを打ち明けられず困っていたとカミングアウトされてしまう。

ラノベが出たころに随分と評判になっていたのを覚えていたので、漫画版を購入。
ラノベ本体を読まずにラノベ漫画ばっかり読むのは(略)
 
一応、(1)を最後まで読んだけど、さて困った。
予想外に主人公が傍観系で、どこに視線を置いて読めばいいモノやら、終始首を捻りっぱなしでした。
 
あまりに盛り上がらないので、確認してみたところ、やっぱり漫画版は原作小説版の1巻分全部というわけではないようで。
盛り上がりどころの前にページが尽きたみたいですね。
 
本来、原作1巻分が終わるところまで読まないと評価できないだろうとは思いますが、漫画は『これ一冊』の単位で売っているものなんだから、その中で面白味を出さないとダメだろうと言うことで落第点。