BALDR SKY Dive1"Lost Memory" (戯画)




《現代編》ストーリー
 
それは何気ない日常の崩壊から始まった。
いつものように「あいつ」にやさしく揺さぶり起こされるのを待ちながら、寮のベットでまどろんでいた甲は、女性の叫び声に起こされる。
目覚めた甲の目の前にあったのは、銃声と爆発の閃光が交錯する戦場。目の前に迫る機械の爪を受け止めた自分の腕は鋼鉄の甲冑に覆われていた。
「ここは仮想?しかしのこ光景は一体!?」
甲のことを中尉と叫び、自分はその部下だというレインと名乗る女性に促されるまま、シュミクラムを駆り、仮想の戦場からリアルへ脱出する甲。
 
脱出した先は清城市。
そこは自分の知る学園時代とは似てもにつかない、荒廃した都市であった。
自分が学園生であると思っていた甲は、それはすでに数年前のこと、
現在の自分は傭兵として幾多の戦場を潜り抜けてきた敏腕で、優秀なシュミクラムユーザーであることを知らされる。
 
自らの人生に大きな意味を持っていたはずの、失われた記憶…。
深い霧に包まれた記憶から浮かび上がってくる事件の名は
”灰色のクリスマス”
灰色のクリスマスとは?なぜ自分はその事件を追っていたのか?その事件に自分はどう関わっていたのか?
過去と現在の二つの記憶を辿りながら、甲はやがてこの世界に起こった重大な事件の顛末と、その真の意味を知ることになる…。
 
永久に続いていくと思われた平和な日々…
            だがそれは突然終わりを告げる

《学園編》ストーリー
 
平和な日々。大切な仲間たち、そしてシュミクラムに出会う…
星修学園に通う主人公の甲は、二年生になる前の春休み、それまで住んでいる寮が廃寮になってしまい、悪友の雅と二人路頭に迷っていた。
幸い再従姉妹である亜季が住んでいる寮に誘われる。たどり着いたその寮、如月寮で、甲は亜季とそして幼なじみの菜ノ葉と数年ぶりに再会する。
 
幼い頃の約束で、亜季からシュミクラムのプログラムを手に入れた甲は雅とともにシュミクラムバトルの大会参加を決意する。
星修学園の講師をしている学者の直樹という先生からシュミクラムの指導を受けながら、
チームのメンバーとしてスカウトしたスポーツ少女の千夏も巻き込み、甲はどんどんシュミクラムバトルの魅力にはまっていく。
 
そんなある日、甲は電脳症の少女、真と知り合う。
そして病気が原因で絡まれていた真を助けた甲の前に一人の少女が…
誤解から甲を張り倒したその少女は真の姉、空だった。
 
しかし甲が驚いたことには、空の容姿は甲が仮想空間で出会った謎の少女、クゥに瓜二つだったのだ。

紹介
超久しぶりのBALDRシリーズ新作。
前作『BALDR FORCE』が2002なので実に7年ぶりのBALDRシリーズになる挙げ句、上下巻商法で下巻が出るまで積まざるをえない情況だったのですが、やっとプレイ開始。
やっぱりやたらと面白い。
久々なのでコンボの繋ぎ方も忘れていたのと、相変わらずの初期近接武装の貧弱さで最初はちょっと戸惑いましたが、慣れてくるとがしがしコンボが繋がってとても楽しい。
システムも基本はBALDR FORCEのもので、FORCEでは正直まだ熟れてなかった空中戦関係の動作が洗練されていて、序盤から使っていけるのも良し。
コレで、あとはオンライン対戦ができればなぁ。
シナリオもFORCEの人と同じなので、アレ並み。
というか、同じ人が同じコンセプトで同じ規格でシナリオ書いているので、まぁなんて言うか、いろいろと前作そのまんま何じゃないの? という気がする。
(FORCEとSKYは世界観は繋がっているけど、登場人物その他は無関係の設定)
シナリオが分割されちゃっているので、大破壊の真実は後編をご覧ください状態なワケですが、なんか普通にオチの予想が付くのがなぁ。
良い意味で裏切って欲しいところですが。