アルトネリコ3 〜世界終焉の引鉄は少女の詩が弾く〜


かつては大地があり、生き物が幸せに暮らす星だった惑星「アルシエル」
その星の人類は、詩をエネルギーに変える種族「レーヴァテイル」を産みだし、高度な文明を誇っていた。
 
しかし、愚かなる力の解放により、星そのものを変革させる大惨事が引き起こされ、その星は死の雲海につつまれ、大地は失われ、世界にはたった3本の塔のみが残されることとなった。
 
塔に生き残った人々は、残された塔にへばりつくようにして暮らし、もがき生き抜いている……
 
 
 
3本目の塔が存在する世界「ソル・クラスタ」はレーヴァテイルに支配された世界である。
塔の上層部に住むレーヴァテイル、β純血種達の組織「クラスタニア」によって、この塔から見えるほぼすべての場所が統治されている。
 
クラスタニアはレーヴァテイルと「浄化された人間」=奴隷だけの社会を作ることを目指している。
そのために反抗を試みる人々の住む都市に対し「クレンジング(都市破壊)」をしかけ、文字通りすべてを消滅するのである……

初代のアルトネリコが2006/1/26発売と言うことは、4年間もつきあっていたということか。
今回でとうとうシリーズ完結。
大団円なんだけど、もうちょっと旧作キャラも登場させて欲しかったのが本音なところですなぁ。
まぁ、「1→2→3とバトンを渡す」のが裏テーマということは、バトンを渡した後も前区間の走者が走ってきたらマラソンにならないという理屈は解るんですが…
全体的に見て、一番バランスよく面白いのは3なんですが、1の独自性や2のジャクリ爆誕みたいなインパクトの強いところがないのとエンディングの入りがあっさりしすぎでだいぶ損をしている印象。
あとぶっちゃけだいぶ予算が苦しかったのかパーティーメンバーの入れ替えなしとか、敵キャラの数の少なさ(&色替えの多さ)とか、何かが透けて見えるのが何とも。
元々はニッチ向けだったのだから、最後までその立場で開発したというのなら解るところもあるのですが…