SmartPad購入


 
俗に言う『中華Pad』のウチの一つ、SmartPadを購入。
中華Padとは、Wiki曰く


中華パッドとはiPadを模倣して作られた中国製のタブレットPC製品です。
主にAndroid OSを使用し、価格の安さで人気があります。
夢と希望がありますが…自力での情報収集と、人柱になる勇気が必要です。

…要はiPadのパクリ商品ですね。
実はタブレットPCって(性能を気にしなければ)出来合の電子部品を組み付けてしまえば簡単に一丁上がりとなるため、もう雨後の竹の子の如くどんどんとノーブランド品の中華Padが発生中だったりします。
 
早速届いた箱を開けると、中国製とは思えないくらいまともな中身の揃った中華Padが出てきました。

…ただ、箱の封は届いた時点で切られてたがなー。
「全品検査しているよ!!」って言うことだと思うけど、検査後に封くらいやり直せよとツッコミ入れたくなるのは日本人だから??
 
画面サイズ的にはカタログ値で7インチ。以前のSonyReaderと比較して1インチしか大きくなってないのですがいざ使ってみるとだいぶ大きくなったような印象を受けます。

漫画表示例(大きい画像が開きます)
 
WiFiでインターネットに接続,自炊電子書籍ビューワー,2ch専用ブラウザなど、Androidも案外ソフトが揃っているので機能的にはかなり充実しています。
今までの中華パチモンというと、外見だけ○○と同じでソフトウェア的に見ると専用フォーマットのメディアしか再生しないとかmp4が再生できるとなっているけどサイズとBitRateの制限が謎仕様でトライアンドエラーで制限値を探したりというのが普通だったのですが、Androidを搭載した結果、仕様的には使い物になるシロモノが出来上がりました。
 
……と、ここまでは良いところ。
当然、中華なので悪いところは目白押し…と思いきや、基本は只一点のみ。
ひたすらもっさり。
CPUに金をケチっている(というか、\17000程度で売るモノに高級なCPUなんて使えないけど)ので、動作がひたすらもっさりモサモサ。
写真で見るとなかなか良い画質でちょっと掘り出し物かと思うでしょうが、実際に使ってみると遅い遅い。
比較的、まともな出来と動作速度だという定評のあるSmartPadを購入したのに、このモッサリ感はちょっとねぇ。
 
また、漫画ビューワーとしての能力ですが、縦1600で自炊している私のファイルでは読み込みミス(?)が多発しました。
中のJpegの解像度を縦1600から800に変更するとミスの発生は完全になくなったので、たぶんメモリが少なすぎて展開できなかったんだろうと予測。
SonyReaderに自炊漫画を転送するとき、サイズ変更しなくちゃならないのが面倒だからiPadを購入することを決めた私としてはこの仕様がひたすら痛い。
 
やっぱり、まともに見えてもその心髄はカスタムファームを無理矢理インストールしてヒャッハー! な中華の心意気を完全に受け継いでいるので、そういうことでヒャッハーできる人以外は素直にiPad買っておく方が無難。
また、iPadに\5万も出せないので\1万〜\3万の中華Padに期待という人は、もう2-3ヶ月待つと1GhzのCPU(SmartPadは600Mhz)とAndroid 2.1-2.2を搭載した第二世代機が続々登場する予定なのでそれまで待った方が無難かと。
 
総括すると、完全に値段なりの商品。
ただ、モッサリとは言えiPadと同レベルのことは可能というのも事実ではあるので、単機能デバイスとして使おうというのなら使い物になるかも。