メビウスジャンパー 全03巻 (小野寺浩二)


眼鏡史2700年の歴史をひもとけば、あらゆる「萌え」の原点がわかる!!
全国の眼鏡好き必読の聖典誕生!!
  
キミはめがねっ娘が好きか!? 私は大好きだ!! では眼鏡の歴史は知っているか!? めがねっ娘を愛するあまり、タイムマシンを開発した南雲博士がいざなう、2700年にわたる眼鏡の旅が始まった!!
  
眼鏡の歴史を知らずして、めがねっ娘萌えを語るなかれ!!

  
やっぱりいつもの小野寺だ。
ノリというか、話の構成のベースはまんがはじめて物語のパロディなんだろうけど、おかげで枝葉削ぎ落とすと意外とまともな歴史漫画になっていてすっげぇ意外。
    
妄想戦士ヤマモトの頃は勢いだけの熱さだったけど、個人的にはこの作品の方が好み。
熱量なら断然ヤマモトの方が大きいんだけど、社会人の立場から見るとなぁ。
 
 

日本編と銘打って延長戦(?)の如く始まった3巻が、あんまりメガネ関係ない日本人と萌えの歴史論にねじ曲がってしまったのがちと残念。
素直に「メガネ萌えの歴史」っていう看板にした方がいろいろ解りやすくて良かったかと。
 
 
しかし、いろいろハッチャケた最終話と、特に最終ページへの繋ぎは見事。
特に珍しい構成を取っているわけではないんだけど、印象に残るというか、満点の終わらせ方でした。
ここで処理間違うと、微妙〜な感じが残るんだよね。テンション上げすぎても下げすぎても。