王賊 (ソフトハウスキャラ)


戦争中の弱小国の将軍に誘われ、軍に加わる主人公。
主人公の活躍(知略、軍略、外交)で弱小国は活路を見出すが、主人公には女癖が悪いという弱点があった。
身の回りの女性、敵のスパイ、貴族、手を出してはいけない相手にまで手を出し始める主人公。
戦争が終わるまでに、国中の女に手を出すのではないかと不安がる弱小国軍部。
しかし、軍事における才覚は必要とされ、さらには敵国崩落の為に自らの女癖の悪さまでも利用し始めたのだから、文句も言い難い。
主人公は日々、Hな事を楽しみながら弱小国を勝利に導けるのか?

ストーリーだけならいつものキャラ(メーカー名)ゲー。
ベッドヤクザな主人公が女性キャラと犯りまくって下克上万歳なストーリーですな。
設定だけだとまんま鬼畜ゲー主人公なんだけど、基本的に据え膳を躊躇せずに食べているだけだし、ジメジメしていないのでそういう鬱々とした感覚とは全く無縁ですな。
 
ただ、今回最大の難点はゲームシステムがなぁ。
とりあえず私は『レベルジャスティス』から前作の『グリンスヴァールの森の中』までプレイ済みですが、どれもコンピューターボードゲームとでも言うべき、ボードゲーム感溢れるルールのゲームシステムだったのに対して、今回はまんま戦術級SLG
かなり肩透かしを喰らった感が強くて、どうしてもそこが気になって仕方がありません。
面クリア型の戦術級SLGになった時点で、ミニイベントなどの発生も一本道になってしまって、1階クリアした時点で粗方の回想は埋まっちゃうし。
毎回毎回、ルール構築してボードゲーム作るのが厳しいというのは分かるけど、ボードゲームから撤退して欲しくはないなぁ。