えむぴぃ (ぱれっと)


時は21世紀。西欧シンドロームを経た日本を舞台とし、メイドなる女性職が当たり前と成っている世界の物語。
主人公・土持 陸の仕事は『人に不幸を伝える』ことだった。彼はそれを生業とし、長年を過ごして来たのである。

だがある日、その”不幸”が自分に降りかかることを知る。そう、彼が不幸を伝える人は自分であった。
そして彼は電車に乗った。思い返すのは、不幸が降りかかった人々の顔や、その後の顛末。
自分に降りかかる不幸から逃れる為、彼は逃げていたのであった。新しい土地、新しい暮らし。
彼は、ひっそりと一人静かに暮らすことだけを考えて、海沿いの古ぼけた一軒家を借りた。
しかし、彼が扉を開けると、そこにはメイド姿の女の子が!?──曰く、この家はメイドの実地研修の場所であるという。

うっそ〜ん!?

驚く暇は無かった。
次から次へと家へと訪れる研修生達を目の前にして、彼のひっそりと静かに暮らす夢は無情にも砕け散ったのである。
家の主を仮の御主人様と仰ぐ五人の少女達。この五人の研修生を立派なメイドに育てる事。
かくしてメイド育成師となった彼の、美少女達とのコミカルでHな日常はここに始まったのである――。

開始五分でぶん投げ。
ここで紹介されている登場キャラの上二人が出てきた時点で我慢の限界に。
なにが限界って、主人公ウザっ!!
開発チームが違うけど同じメーカーから販売していた『もしも明日が晴れならば』は以前にプレイして☆☆☆☆☆を点けるほど気に入った作品だったし、今回の作品と同じ開発メンバーの『MERI+DIA』も充分面白かったというのに、どう間違えばここまでずれるのかなぁ。