かしまし 〜ガールミーツガール〜(1)-(5) (桂遊生丸)


主人公である大佛はずむは、幼馴染である来栖とまりの励ましで片想いの相手である神泉やす菜に勇気を振り絞って告白したものの、その告白は拒絶されてしまう。
近所の鹿縞山に一人登り、傷心を癒そうとしていたはずむだったが、巨大な宇宙船の墜落に巻き込まれてしまう。
 
宇宙船に乗っていた宇宙人は、地球人に対して自分のミスを詫び、はずむを治療したことを告げる。
しかし同時に、その治療の過程ではずむが女になってしまったことも告げる。
そして、この変化はもはや修正不可能だという。
 
女として学校に通うことになったはずむだが、一度は告白を断ったはずのやす菜ははずむに対して積極的にアプローチをかけてくるようになる。
そしてとまりも、そんな2人の様子を見ていて弟分だと思っていたはずむに対して自分が抱いていた本当の気持ちに気づくのだった。
 
こうして、3人の少女たちの奇妙な三角関係が始まった……

たぶん、この漫画を読んだ10人中10人が言っているでしょうが、あかほりなのに面白い!?
と思ったら、最初だけ関わっていて、後は桂遊生丸オリジナルなのか。
 
なんというか、ストーリーの導入部分を書き起こすと↑のようになり、まさにあかほりと言うしかないほどの陳腐さを感じますが、いやこれ面白いって。
主人公が特に性転換を気にしてない(戻る気がない)んでTS(性転換モノ)ではないし、百合モノでもないし、ハーレム漫画でもないけどどれにも当てはまるという、えらく微妙な立ち位置の作品。
 
ストーリーの軸は、やす菜ととまりの「どっちを選ぶの?」ってことなんだろうけど、まぁ、ずいぶんと引っ張ってくれること引っ張ってくれること。
(1)巻読んだとき、これはヘタに途中で寸止めされると身が保たないと思って完結するまで封印してたんだけど、その判断は大正解だったなぁと。
ほんと、あかほりが関わっていなければもっと素直に絶賛するんだけどなぁ。そこだけが残念。
 

つか、まずは本人に侘びろよw。いきなり放送する前に。

(1)巻のここで早々に、どっち応援するのか決定。イイヨーイイヨー