なんちゃってSSD構築。

今のPCに移行する際に切り捨てたものの中に、SCSI-HDDがありました。
前のOpteron機の時は、システムHDDとスワップ専用HDDにSCSI-HDD(AtrusIIIとCheetah)を使用していたのですが、当時ですら3-4年前の製品。
今更PCI-Xスロット縛りもなんだかなぁという感じだったので、代わりにRaptor(36GB)を導入して手放したわけですよ。
理屈の上では15000rpm→10000rpmに下がるわけですが、そこはそれ技術の進歩で同格くらいにはなるかなぁと楽観していたわけです。
…いやもう、コレが大違い。
流石に現PCにフルサイズPCIボード+SCSI-HDD2機設置するだけの容量がないので現構成は仕方がないのかもしれませんが、それでも微妙に引っかかるんだよな。動作が。
 
そんな中、気になっていたのは数字だけなら最強HDD『i-RAM』と、流石にソレには数倍劣るけどシーク速度だけならHDDと桁違いのSSD
ただ、i-RAMの方は価格はそこそこ(本体\20k+DDRメモリ\10kの計\30k)の代わりに超キワモノ商品。しかも米国から輸入必須。
SSDの方は寿命問題こそ気になるけど、それ以外は真っ当なHDD。ただしお値段が超高値(16GBで\60k〜)なのと書き込み速度がHDDに及ばない。
…と、それぞれ問題がありまくり。
どうしようかなぁと思っていたら、モバイルPCからハードヂスクが無くなる日まであと10分♪スレでこんな書き込みが。


8 名前:1[sage] 投稿日:2008/04/12(土) 20:35:48 ID:???0
とりあえず、前スレにまとめて合ったの幾つか付け加えてをはっとく。
             Sequential Read Sequential Write Random Read 512KB Random Write 512KB Random Read 4KB Random Write 4KB

Fujitek x333SS    44.163 - 41.498 42.064 - 31.555  44.065 - 41.679     11.814 - 10.260     18.585 - 13.771    0.177 - 0.115
Trancend x266     47.318 - 26.067 36.633 - 15.560  47.248 - 25.963     13.925 - 4.917     18.438 - 8.747    0.178 - 0.104
SanDisk Ducati    44.519 - 42.268 36.643 - 34.413  43.831 - 41.915     11.194 - 10.975     12.086 - 10.220    0.206 - 0.201
SanDisk ExtreamIV  41.876 - 29.959 37.385 - 25.563  41.610 - 29.175     12.492 - 11.098     12.227 - 9.681    0.201 - 0.148
A-DATA x266    45.236        28.764        46.619            9.933           7.634          0.146
SiliconPower x300  48.560 - 42.939 27.162 - 16.891  43.380 - 36.028     12.605 - 3.777      16.419 - 1.614    0.138 - 0.071
GH-CF8GTX     41.630        20.838        42.004           10.728          12.100          0.169
Fujitek x266SM    34.222         11.134        30.180             1.535            12.052           0.048
PQI QCF39-15G   48.329       23.571       49.429           4.645          13.916         0.040
SanDisk ExtreamIII  31.143      25.044       31.105           3.931           9.812         0.037
EverGreen x266    43.473       8.543        42.939           7.646           6.815         0.159

参考サムスン1.8SSD  53.939        25.613       53.880           11.585           12.741          0.700

…x266のCF+CF→IDE変換器でRead:40MB/s〜,Write:35MB/s〜が出ているんだから、Raid0で組めば安値で高速SSD並の速度出るんじゃね?
とまぁ、ここまでが昨日の時点での話。
 
早速、秋葉原行って来ました。
購入したのは
・A-DATA CF(x266) 4GB \5,960 x2
・エアリア CF→SATA変換器『龍神』(SD-SA1CF-W1) \2,780 x2
玄人志向 SATARAID4P-PCI \3,260
合計:\20740
 
早速PCに組み込んでベンチマーク開始。
 
(参考)Raptor(36GB)

 
A-DATA x266(単体)

 
A-DATA x266(Raid0)

(注:但し、RaidボードでRaidを構築するとベンチ中に落ちるので、この数字はWindowsXPのソフトウェアRaid0使用時)
 
(参考)MSD-S35064GA01 @\162,000

 
読み込み性能だけなら大部良い感じになっているんだけどねぇ。RandomWriteの数字が低すぎるなぁ。
単体→Raid0で読み書き性能がほぼ2倍になると目論んでいたのに、シーケンシャル以外の数字が上がらなくてちと意外。
まぁ、SSD並の性能は手に入れたってことで、まぁまぁ成功かなぁ。
 
閑話休題
 
上手く行けば、システムHDDをなんちゃってHHDに変更してウマーと思っていたのですが、それは断念。
まず、原理的な問題として
・寿命が解らない(正規のSSDはちゃんと寿命対策してあるけど、元々使い捨てメディア流用している今回のものは…)
WindowsXPをRaid0ドライブに入れるのはマンドクサい。
更に、この(擬似)SSD固有の問題として
玄人志向Raid機能を使ってFDBENCHを実行すると100%ブルースクリーン。その後、Raidを解放するまではWindows起動途中にブルースクリーン
・システムフォルダが表示されない。
と言う問題が発生。
ブルースクリーンはFDBENCHでしか発生していませんが、いつ地雷踏むか解らないのはちと勘弁。
結局、有り余るランダムリード性能を生かして、ページファイル/Internet一時フォルダ置き場として利用することになりました。
 
閑話休題2
 
現在のPC内部の様子

固定するのマンドクサイし、このままでいいか。