とある魔術の禁書目録(17)(18)


(1)(2)の感想はこの辺に。
(2)のあまりのアレっぷりに投げ出す寸前だったワケですが、(3)読んで反転。
以降、主人公のあまりにも突き抜けた中二っぷりに逆に面白さを感じてしまい、最新刊まで読んでしまったわけですが。
……(17)(18)は酷すぎるだろこれ。
主人公の中二っぷりが〜とか、文章力が〜とかってツッコミはもうする気もないけど、
ラノベって言う文庫本媒体で名場面集やられるとは思わなかった。
つか、顛末くらい書けよ!!
例1:一般人の主人公が、プロの先頭集団によって完全封鎖/包囲済みの建造物内にいきなり現れる(どうやって入ったのか説明無し)
→しかも、そこからの撤退戦に参加しちゃう。→→次のシーンでは、何事もなく町中を歩く主人公の姿が!!(どうやって完全封鎖の状況から逃げ切ったのか説明無し)
例2:次のシーンでは、敵の本拠地に向かっている専用輸送電車に忍び込んでいる主人公。(どうやって潜り込んだのか説明無し)
→いろいろあって、時速200?で走る電車から生身でダイブする主人公。→しかし次のシーンでは(略
いや、あの、イギリスでクーデターなんていう、集団戦前提かつ戦場が分散多発する状況で、武器が拳一つな主人公を各地の戦場に絡ませることなんか無理ってことはよく解るんですが、「絡ませたから前後の話はご自由に想像してください」っていう投げっぷりはどうよ。
今まではまだマシだったけど、舞台が個人vs個人→個人vs組織→組織vs組織→国vs国まで来ちゃってもう後戻りできない状況になっているような。
いくらラノベの基本はインフレとは言え、ねぇ?