テイルズ オブ ヴェスペリア(PS3)


古代の技術で生み出された魔導器(ブラスティア)の恩恵を受ける世界テルカ・リュミレース。
人々は、魔導器の力によって街に結界を張り、魔物に脅かされることのない平和な日々を送っている。
 
帝都ザーフィアスに住む青年ユーリはある日、下町の水道魔導器(アクエブラスティア)から魔核(コア)を抜いた泥棒モルディオを追うことになるが、今までの無茶が祟って牢屋に投獄されてしまう。
当然のように脱獄した彼は、城内で騎士に追われる少女エステリーゼと出会う。
エステリーゼは、ユーリの無二の親友であるフレンに会わなければならないと訴え、ユーリはその願いを魔核奪還のついでに叶えるために、相棒であるラピードを伴った二人と一匹で、慌ただしく帝都をから旅立つのであった。
 
ユーリはその旅のさなかで自分を取り巻く世界の真実と、目を逸らすことの出来ない腐敗した現実に直面することになる。

Xbox360版は未プレイ。
やる夫版は…最初が面白くなかったから1-2話目で切ったので、雑誌情報含め完全に情報無し状態。
というか、3Dテイルズ自体が初プレイってことになるのかなぁ。(リバースは3ライン制の2D。アビスは3Dか2Dか忘れた)
 
評価としては、最上級評価。
戦闘ゲームとしても、ストーリーゲームとしてもほぼ完成点じゃないかなぁ。これ。
やり込み要素も、理不尽な難易度はなく、一つ一つのトロフィー達成はたいしてめんどくさくない代わりにやたらと量が多い方式。
個人的には、トロフィー一個の為に心が折れるほど失敗繰り返すようなゲームよりは軽く多くの方が好みだったのでここも良かった。
今回のテーマが環境問題なだけに、絶対的な正解がなく、各人が各人の「正義を貫き通す」ことになるストーリーも面白かったし、その割にメインストーリーだけ進めると結構短い(15-20時間くらい?)のも面白い。
メインストーリーだけでは「空気を読む」必要があった、各個人の背景もサブシナリオややり込み要素を潰していけば自然と解るようになってくるという配分も、いつまで経っても話が先に進まない(アビスとか)ダラダラ感の防止になっているんだろうなぁと。
 
しかし、一番面白かったのはHD解像度(16:9)になったことでのイベントシーン上の人物の配置。
具体的に言うと、PS2までの4:3比率のゲームだと、物理的な画面サイズのせいでイベントシーンで左・中・右の3人しか配置できないのよ。
無理に配置しようとすると、ずいぶんと引いた視点になってしまい、今度は人物の表情演技が生かせない。
これがHDになることで、4人並べても不自然にカメラを引かないで人物配置ができるようになるし、解像度が上がっているので今まではアップにしないと表示しきれなかった仕草や表情もちゃんと表示できるようになる。
代わりに、余程気合い入れてモデリングしないとアラが目立つわけですが、アイマスで2.5D表現のノウハウ積みまくりのバンナムだから安心。
しかし、ホントにワイド画面対応にすると表現の"枠"が広がるなぁ。
 
 
追記。
たぶんFF13も買うんだけど、↓こんなこと↓になっていないことを祈る。
剣と魔法のRPGを捨て銃にしたら、とんでもないクソゲーができちゃった