Crucial CT050M4SSC2BDA 購入大失敗の件。→だけどどういう層狙いなのかは解った。

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マイクロン ジャパンは、2.5インチSSDを使用してHDDを高速化させる、ソリッドステートキャッシュソリューション「Crucial Adrenaline CT050M4SSC2BDA」を発表。4月上旬より発売する。
 
50GB Crucial SSDm4(64GB中14GBを性能最適化に使用)、3.5インチベイアダプタブラケット、キャッシングソフトウェアをセットにしたソリッドステートキャッシュソリューション。SSDをパソコンに接続し、キャッシングソフトウェアをインストールすることで、既存のHDDとSSDを1つのストレージシステムに統合。頻繁に使用するファイルをSSDに「スマートキャッチ」し、使用頻度の少ないファイルをHDDに配置することで、Windows 7搭載パソコンの起動やアプリケーションソフトの立ち上げなどで2倍から最大8倍に高速化できるという。
 
50GB Crucial SSDm4の転送速度は、シーケンシャルリードが最大500MB/s、シーケンシャルライトが最大95MB/s。インターフェイスは、SATA 3.0を採用。対応OSは、Windows 7
 
実売想定価格は10,000円前後。

要は、一昔前のSSDが高価格帯だったときに一瞬だけ登場した(そして発展するまもなくSSDの価格下落のため消滅した)「SSD+HDD」構成のドライブを、ソフトウェア的に実現するものですね。
同様の機能として、ISRT(Intel Smart Response Technology)ってのも在りますが(略。
 
価格も\7000にまで落ちていて、倉庫用HDD(3TB)に使おうかと思って半ば洒落で購入したシロモノなのですが、いざ使おうと思ったらシステムドライブにしか使えない……だと……?
つか、どう考えてもOSをHDDに入れてSSDキャッシュで高速化なんてするのなら直接SSDにOS入れるだろ。
とツッコミしつつ投げ捨てていたのですが、つい先日、職場の先輩のノートPCを修理(HDD破損で起動しなくなっていたので、HDDを新品に交換&OS再インストール)したついでにコレも移植したところ、非常に好感触。
……あぁ、そりゃ、パーテションも切らずにCドライブにOSからマイドキュメントからソフトからデータから全部突っ込んでいる人はコレで充分高速化されるのか…。
「HDDはOS+ProgramFilesとデータで別パーテション管理するもの」って意識が強すぎて、全部1ドライブ派が存在すること自体を忘れてました。
確かに、そういう層に付け足しでHDD速度を高速化させるには良い商品だわコレ。
 
しかし、そういう層狙いな割りに、超ニッチ市場でしか扱われてないんだよね。これ。(もともと在庫処理のための製品だからなんだろうけど)
BUFFALOあたりでパッケージングして、ヤマダ電気とかで「HDD高速化キット」とかって名目で並べた方が良いような気もする。