IZUMO零クリア
時は明治12年。舞台は国際都市、横浜。
文明化著しいこの時代に、悪霊退治を専門とする組織が作られようとしていました。
その組織は、『警視庁特別班』、またの名を『内務省直属悪霊対策班』。
祖母の遺言で人を探すために横浜に降り立った永峰和人。
海軍エリートの道を歩みながら、命令により転任させられた沢木宗一郎。
武者修行の旅で東京に現れた山田虎之助。
幼い頃に別れた兄を慕って追ってきた永峰陽子。
婿捜しのために上京してきた上杉美園。
顔も知らぬ父を捜すために琉球(沖縄)を飛び出した玉城萌夕。
様々な道を経てこの組織にやって来た6名の男女。
彼らは自らを鍛えながら、悪霊による数々の事件を解決して行くことに…。
4時間でクリア orz
つーわけで、期待していたのに大スルーされた今作ですが。
IZUMO1&2をプレイしているのですから、ストーリーに対しては整合性とかはなっから期待していません。
エゴゲーは最強厨御用達の主人公補正バリバリのストーリーが(息抜きにやるには)ちょうど良いので気が付けば全作制覇しているほどのフリークだったりしますが、今作はこのメーカーで時たまある"ハズレ"でした。
まず"IZUMO"シリーズと名乗っておきながら、全然関係ない。
たしかにIZUMO関係の人物は(一人だけ)出てくるんだけど、この人が出てくるからIZUMOシリーズですって言い方だと、
「現在連載中の「ねぎま」の観客Aにピッコロとか要るからねぎまはドラゴンボールシリーズです」
とかの言い分と大差ないでしょ。
IZUMO2のアニメ化に合わせてIZUMOシリーズ最新作として広告打ちたかったんだろうけど、こりゃ無茶ですぜ…
それに、IZUMO関係なく一つの作品としてみたとしても、及第点上げるにはちと首を捻らざるをえない出来。
一番の失敗は↑に"この組織にやって来た6名の男女"と書いてある通り男x3と女x3でカップリングできるのですが、
失敗点1:成立しない…っつーか、フラグ判定すらない組み合わせがある。
まぁ、兄と妹が不成立なのは仕方がないとしても、他の組み合わせがないのは納得いかない。
しかも、不成立の組み合わせはOPムービーでコンビ組んで登場する組み合わせ…マテコラ。
失敗点2:元から薄いシナリオが3等分されて以下略。
致命傷だと思うんだけどどうよ。
基本的にエゴゲーは一本道で、ヒロイン分岐はエロシーン導入部に話しかけてくるキャラが変わるだけっていうのが今までのスタンダードだったのに、今回は道が3本(3人)
だけど文章量は変わらないのね。やっぱり
…まぁ、なんだ。ムチャシヤガッテ。
結果から見ると、エゴスレで一時書かれていたように本来の発売日(7/24)に全然間に合わなくて、突貫(2ヶ月)で作ったために全カップリングの絵やらテキストやらを打ち込んでいる時間がなかった。という説が一番素直に納得できる出来です。
他にも、武器防具も説明書とかは「交換」について書かれているのに実際のゲームでは初期装備から変更無し。
アイテムの中で「ただあるだけ」のモノがある。(前作ではごく普通の消費アイテムだったのに…)
…等々、状況証拠は揃いすぎてますしね。