あえかなる世界の終わりに(キャラメルBOX)クリア。

KZA2006-01-19


家族をA.Iの誤作動による事件で亡くして以来、その類のものに忌避感を持つ主人公は、CQショットと呼ばれる競技のプロ選手として生計を立てていた。


一方で学生生活は、幼馴染の【柚子】、悪友の【虎太郎】、【竜平】のおかげで、誰からも好かれる、という訳ではないが、可も無ければ不可も無い、それなりの生活を送ることが出来ていた。


そんな折、【柚子】から、彼女の友人である【千冬】のボディガードをして欲しいという頼み事を受けることになる。どうやら彼女は最近ストーカーらしき男の視線を感じていて、それにひどく怯えているようであったが、主人公はそのストーカーに一種疑問のようなものを抱いていた。


それと時を同じくして、主人公の下に、ある厄介者が舞い込むことになる。彼女の名前は【リップル】。ふとした理由で主人公と生活を共にすることになった彼女は一体何者なのか…? そして【千冬】を付け狙う男の目的は…?

今までのこのメーカーの作品(『シャマナシャマナ』『処女はお姉様に恋してる』)が面白かったのでメーカー買い。
体験版も面白かったしナー


攻略対称は5人居ますが、一人はシナリオの途中でクリア(中途退場)、二人はフラグ立て失敗時の救済キャラ扱いので、まともにシナリオがあるのは2人だけだったりします。
しかも、その2種類って言うのもほぼ同じ展開でヒロインが変わるだけって扱いですが…


キャラごとのシナリオがないことにはサックリ目を瞑って、一本道ADVとして見た場合は、結構面白かったです。
体験版までとその後で全然登場キャラが違うとか、よく考えてみると主人公の行動は行き当たりばったりにも限度があったり、どこでそんな新事実を掴んできたんだとかいろいろツッコミも入れたくなりますが昨今のライトノベルの設定を素直に受け入れられるなら大丈夫です。考えるな。感じろ。