ブルーブラスター (工画堂スタジオ)

KZA2006-07-13


AD2516、ネクタル戦役終結。それから3年──。
 
 ネクタル戦役で勝利を収めた地球政府は、権勢を増し、その支配体制はますます強固になってった。これをよしとしない惑星連合の一部の星系では、地球に対する抵抗運動が巻き起こりつつあった。その活動は主にゲリラ形態をとっており、戦乱の火種は今や宇宙の各地に散在していた。
 
 この事態に対して、地球政府は『平和維持軍』を広範囲に派遣。平和維持軍の活動は全宇宙規で展開されていた。
 
 そんな情勢下での、ある惑星。
 
 少年・ミチルは、平和維持軍の新型ローダー「ブルーブラスター」のメカニックであり、機体調整用のテストパイロットでもあった。
 
 前線への機体搬送任務を受けた彼は、その移送中に敵の奇襲を受け、混乱の中で戦闘に巻き込まれる。
 
 戦闘の最中、凶弾からミチルとブルーブラスターをかばったローダーが大破する。そのローダーにはブルーブラスターのメインパイロットが乗っていた。
 
 ミチルの盾となったそのパイロット……彼女は、ミチルの目の前で無残な姿をさらす。
 
 最新鋭機を受領するも、メインパイロットを失った今、これを扱える人間はミチルのほかにいない。
 
 ──そう判断した平和維持軍第190広報部隊隊長・マキは、ミチルに部隊への入隊を命令した。
 
 戸惑いながらも従うミチルに、非情な命令が下る。
 
 「あ、でもこの部隊は女性だけの部隊なの。男のコだと色々問題有るから、キミは今日から女のコだから。ばれたらアタシもキミも大問題なんで、ヨロシクねミチルちゃん♪」
 
 “彼女”が所属することとなった広報部隊は、慰安・広報を主務とし、うら若き女性のみで構成される一方で、強力なローダー(人型兵器)を配備される地球軍きっての特殊精鋭部隊。
 
 不穏な空気渦巻く星々を調査してまわり、ときに笑顔を振り撒き、ときに鉄槌を振るう、強く美しい戦場の女神たち。
 

 
 その部隊で女装を強いられることとなったミチルは、日夜続くドタバタと戦いの中で、やがて己が運命と向き合っていく。来るべき決断のとき、ミチルが守るべき笑顔は果たして誰のものなのか──今、ミチルの物語が始まる。
ここから引用

PowerDollシリーズの入門編という位置づけで発売されたブルーフロウの続編。
ブルーフロウ自体のシナリオの雰囲気はこんな感じ↓で、難易度が下がったPowerDollという感じで、全然付いていけなくて改造して戦闘シーン飛ばしてクリアしたんですが、最後が欝というかなんというか、戦争物だなぁと言う終わり方でだいぶorz。

続編が出るというので、「アレ」の続きかと勢い込んで情報ページ開いたら……主人公が女装。
OPムービーがこれからこれですよ。
 
もう、どんなのになっちゃっているのかとプレイしてみたら、これが結構面白い。
どう見てもギャルゲー系の作りしてますって宣伝方法なのに、人類圏が2派に別れて全面戦争直前の緊張状態という状況なので、小漫才こそ発生するけど状況は結構シリアス。
終盤で主人公はどちらに付くかって言う選択が発生するんですが、何回か単独キャラのエンディング見た後に発生するトゥルーシナリオの、強引にみんなハッピーエンドの流れはまんまスパロボで大爆笑。
 
他のシナリオだとどうもすっきりした終わり方にならなかったので(当然だけど)、この流れで気分良くプレイ終了できたなぁと。
 
しかし、ゲームシステムの問題も多々あれど(武装の交換が出来ずして何がロボゲーか)、キャラデザの劣化が凄いことになっていますな。
羽根たらく氏のキャラデザ自体は真っ当なんだけど…なんだ。塗りが。
ここまで塗りが酷いのと言えば、思い出すのもおぞましいみるきぃはみんぐくらいしか思いつかないんだが…あれも某有名キャラクターデザイナー謹製だったなぁ。
塗り氏に払う金がないので、社員の子供にでも塗らせたのか?ってくらい酷い出来。16色くらいしか使っていないだろうとか言ったらDOSゲー時代のドッターの人に吊されちゃうので言わないが。

↑同一人物。少しは似せようとしてください。
 

しかし、相変わらずローダーの格好良さはいいなぁ。