怪物王女(1) (光永康則)

KZA2006-07-14


不慮の事故によって、命を失ったヒロ。
謎の少女「姫」の血を飲むことによって、ヒロは死から生還する。
しかし、不思議な血の力によって死から蘇った少年を、血の戦士としての戦いが待っていた。
姫は、怪物と呼ばれる異形の者たちを統べる王族の一員であったのだ。
王位をめぐる、血を分けた兄弟姉妹による殺戮の嵐。
策謀と憎悪の渦に、姫とその血の戦士は飲み込まれていく。

MANGAOH CLUBで紹介されていたので購入。
……超絶微妙だなぁ。
 
正直、1巻を最後まで読んでみて、方向性が見えてこないんですが。
紹介文からだと「ヒロ」が主役のようで、事実そのつもりなんでしょうけど、基本的にこの人は周囲に流されるだけで能動的に動かないし、
「姫」は襲ってきた相手をモグラ叩きで撃退しているだけだし…
王位をめぐる、血を分けた兄弟姉妹による殺戮の嵐。なんて、どこで言っているの?
当然、本編読めばそう言う設定があるんだろうなぁとは予測は付きますが、説明くらい入れろって。
もっとも、わざと舞台背景をはぐらかす表現もあるんだけど、単にこの漫画の場合は説明入れていないだけだろうなぁと。
むっちゃ荒削り。経験値少なすぎです。この作者。
なんて言うか、初めてコラム書いたライターの文章っぽいというか、説明不足というか、同人っぽい超我流の書き方というか。
ストーリーは舌足らず。ホラーを書くには画力が不足。低いレベルで両者がマッチしているのでそれなりに読める漫画になってはいると思うんだけど……
 
とりあえず、読むのは解ってくれる人だから説明しなくても大丈夫っていう同人臭さから脱却することに期待。
 

なんか、立ち読み版があるみたい。→こちら。