宙のまにまに(1) (柏原麻実)

KZA2006-08-20


天空に輝く美しい星。仲間と見ればもっときれい!
清く明るい天文部グラフィティ!!
この町には昔、悪魔がいた……。かつて暮らした町に引っ越し高校生になった朔(さく)。
そこへ恐怖のハイテンション幼なじみ・美星(みほし)が再び現れた!
読書好きの朔の穏やかで知的な時間が一瞬で打ち破られる!
気が付いたら、朔は創部間もない天文部の一員になっていたのだった!!

とても良い部活動もの。
アフタヌーン本誌に「げんしけん」と入れ替わり(連載期間はラップしているけど)のタイミングでこれを持っているのそつのなさは雑誌構成上上手いと思うけど……いつからそんなに世渡り上手になったんだアフタヌーン編集部。
 

主人公の暗黒時代……って甘いわそんなもの!!
父親の趣味が山歩きな極インドア派の子供は、毎週土日が楽しくもない山歩きで潰されまくってビクビクものだったというのに!!
(そして小学校高学年〜高校卒業までは両親の仕事の手伝いで毎週末はあちこちで機械の保守点検・設置組み立て作業の人足で狩り出され…閑話休題)

でもまぁ、この気持ちはわかる。刷り込みって怖いよなぁ。
 
まぁ、話の筋は転校ばかりで親しい友人が無く読書が趣味の極インドア少年が、7年ぶりに帰ってきた町で幼なじみに捕獲され、無理矢理に部活動に参加させられながらも部の仲間達と楽しい学園生活を過ごしていく……と解りやすくシンプルなモノなんですけどね。

天体測定です。