姫さま凛々しく (Q-X)


迷いの森で、色欲以外のすべての感情と大部分の記憶を失った主人公が、
色欲ではなくて恋を知ることが出来るのでしょうか? というお話。
 
Q-X、2年ぶりの3作目。
社員(というか、既にサークル…)3人で作っているだけあって、素晴らしいローペースぶりです。
超小規模なだけに箱庭感が強くて、アリスソフトやF&Cみたいなバラエティ感の強い作品を出しているところとは正反対のソフトを出しているところですな。
 
いや、温い温い。
最初、これ絶対こころナビ世界だろと思っていたものですが(前作の『こころナビ』に出てきたMMOっていうか、今風に言うと精神がネット世界にダイブしてのMixi)、まぁそこら辺はネタバレなので。
主人公は前半〜中盤は記憶と一緒に人として大事なものまで投げ捨てている状態なので、なんつーか、ランス見ているみてぇな鬼畜状態なのが何とも……なんど投げ捨てようと思ったか。
 
分岐後の終盤はまったり感がいいんだけどなぁ。……ラスボスまでまったりしていたってのはなんだけど。
 
合う人は合うし合わない人は合わないの典型例な作品+それ加味しても作品自体の出来は今回は…なので人に勧めはしませんが。次回作も買うんだろうなぁ。